”女子走り幅跳び 秦

東京五輪への挑戦終了

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「第105回日本陸上競技選手権大会」試技直前、手を挙げる秦選手

いつも応援ありがとうございます。
秦澄美鈴です。

2021/06/24(木)に出場した「第105回日本陸上競技選手権大会」について、いろいろと考えていたら投稿が遅くなってしまいましたが、試合から今にかけて書こうと思います。

東京五輪へのラストチャンス

今年の日本選手権は東京五輪出場をかけたラストチャンスであり、五輪標準(6m82)の突破+優勝が目標でした。

結果からいうと、2年ぶりの優勝はできたものの標準記録には手が届かず、手放しで喜べるような結果ではなかったです。

むしろ悔しさでいっぱいです。

やれることはやった!

だから、
「もしかしたら…」というドラマチックな展開もあるかもとピットに立ち、本番の風の動きをみて悟りました。

今の私の実力では今日は無理だと。

でも、「最後まで諦めたらあかん」という気持ちと、「今の私の跳躍は追い風じゃないと好記録はちょっと…」という思いが頭の中でめちゃめちゃ熱戦を繰り広げていました。

まずは、落ち着こう。状況を整理しよう。ということで

最終的に行き着いた私なりの答えは、
もし私が東京五輪に出る運命であれば、残りの試技の間にそのタイミングが必ず来るはず。
(具体的に言えば、追い風2.0とか笑)

「風を気にする(待つ)のはやめて、自分の助走、踏切に全力で集中する。そして今を最高に楽しもう。」でした。

「第105回日本陸上競技選手権大会」試合中の秦選手
第105回日本陸上競技選手権大会
試技前に集中

結果的にそのタイミングはこなかったので、これも巡り合わせなのかなって思ったりもしています。

チャンスを掴みに行く地力が足りず、ラッキーを待つしかなかった情けなさはもちろんありますが、全力で挑んだ結果がこれなので後悔はありません。

世界との差

2021/07/02(金)に日本代表選手の発表がありましたが、私のワールドランキングは最終37位で1178ポイントで圏外でした。

ターゲットナンバー(出場枠)である32位の選手との差は約30ポイントで、この差が今の自分と世界との差か。と痛感しています。
この数字は結構大きいなぁと捉えています。

新たな目標に向けて。
Road to Paris !!

東京五輪への夢は散り、
五輪の舞台に立って、喜んでくれる人達を見ている自分がどんな顔をしているのかが見たい。
という夢は持ち越しになりましたが、
3年後のパリ五輪で世界のすんごい人達と勝負することを次の目標として、この3年間を大事に過ごしていきたいです。

これが今の思いの全てです。

出し惜しみせず、赤裸々中の赤裸々に語りましたが長すぎて飽きましたか?飽きますよね。語り癖があるんですよ。すみません汗汗汗

いつも応援してくださっているみなさんへ

長くなりましたが最後に!

出場は叶いませんでしたが、東京で跳んでる姿が見たい!とたくさんの方に応援していただけて幸せでした。
ありがとうございました。

そして、想像もできないほどの努力を積み重ね、東京五輪出場を掴み取ったみなさんの笑顔がいっぱい見られますように。
全力出しきれますように。

テレビの前に張り付いて応援するぞーーー!
毎日観るぞーーー!!おーー!!

そして、引き続き、秦澄美鈴の応援もしていただけると跳ねて喜びます。

さてさて、ただいま絶賛強化期で全身痛いですが、頑張ります。
それではまた。

はたす