MARINE CIVIL ENGINEERING

防舷材調査の背景

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ゴム防舷材の維持管理ガイドライン

 防舷材が損傷や劣化した場合には、係留施設の供用停止や制限など、施設全体の運用や維持管理に影響を及ぼし、経済的損失が発生するおそれがあります。
 そのため、防舷材の損傷・劣化を早期に発見し、適切な機能評価に基づく対策をための「ゴム防舷材の維持管理ガイドライン」 (一般財団法人 沿岸技術研究センター)が発刊されました。

当社の取り組み

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  • メーカーならではの経験や技術に基づく点検方法をご提案し、適切に防舷材を点検させて頂きます。
  • 点検結果より、利用船舶や岸壁条件を考慮した防舷材への取替をご提案します。
    また施設全体を効果的で効率よく利用できるような維持管理方法をご提案します。
  • 継続的に点検調査を実施し、損傷や劣化が軽度なうちに、防舷材の補強や入れ替えなどにより、「予防保全型」の維持管理方法の導入により延命化をはかります。

防舷材点検の流れ

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  1. 営業担当が岸壁上より損傷の有無を確認します。取替などの対策が必要な防舷材が確認されば詳細点検をご提案します。
  2. 専門技術員がゴム防舷材の推持管理ガイドラインに従い詳細の点検を実施します。必要に応じて船上もしくは足場などを利用します。
  3. 詳細点検の結果報告書を提出します。同時に防舷材の入れ替えや取替のご提案をいたします。
  4. 対策方法を協議させていただき、対策方法とスケジュールを決定します。
  5. 防舷材の取替などを実施します。
  6. 当社による定期的な点検をご提案します。

延命化に向けて

  • 点検調査結果に基づいて、利用船舶や水深等に合わせた耐久性の高い防舷材への取り換え提案
  • 「補修」可能な「予防保全型」防舷材開発
フェンダーカバー

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Cru-TU防舷材取付システム

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防舷材簡易点検(無償)

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  • 営業担当員が、岸壁上より可能な範囲で防舷材の状態を確認させていただきます。
  • 防舷材本体のみ簡易に点検し、損傷などの有無を確認し、〇△×の3段階で診断します。
  • 問題が確認されれば詳細点検をご提案いたします。

※簡易点検は基本的には無償ですが、対象防舷材のタイプや数などによって、有償とさせて頂く事があります。

防舷材詳細点検(有償)

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  • 当社専門技術員が、「ゴム防舷材の維持管理ガイドライン」に 従い、防舷材本体と付属品を含めた詳細を点検させて頂きます。
  • 必要に応じて船上からの点検または簡易足場を利用します。
    ※使用機材に関してはお客様にご準備いただく事もあります。
  • 防舷材のタイプや数量に応じ、点検費用をご提示させて頂きます。
  • 点検結果は、対策方法も含め報告書に取りまとめ提出させて頂きます。

点検診断及び機能評価方法(例:V型防舷材)

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点検結果(参考)

全体点検表

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個別点検表

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詳細点検の費用(参考)

詳細点検に要する日数・費用の目安
防舷材タイプ 点検数量 日 数 点検費用
V型防舷材 50基 1日 約30万
受衝板付き防舷材 25基 1日 約30万

※点検項目は、防舷材本体の劣化、取付金具の腐食、付属品の損傷等を対象とします。
※交通費及び宿泊費は、実費にてご請求させて頂きます。
※足場、船外機等使用の場合や、その他追加点検項目、荒天による作業延長などに関しましては、別途協議させて頂きます。